組織概要

ー RUSI Japanについて

RUSI Japanは、180年以上の歴史を持つ英国王立防衛安全保障研究所(Royal United Services Institute for Defence and Security Studies: RUSI)のアジア拠点として、2012年に設立されました。2015年4月にはスタッフを増強し、英国RUSIとの緊密な連携を維持しながら組織を独立させ、そして2016年10月、その名称を「一般社団法人RUSI Japan」へと変え、名実ともに日本のシンクタンクとして新たな一歩を踏み出しました。

RUSI Japanの特徴はその設立の経緯が示すとおり、英国・欧州との緊密な関係にあります。日本のシンクタンクとして唯一無二のこの特徴を最大限活用し、私たちは設立以来、外交、防衛、インテリジェンスを含む日本の安全保障コミュニティに、従来とは異なる「もう一つの視点」として、英国・欧州的な視点を提供してきました。また、日英安全保障関係の強化に資する活動を通じて、日本の平和のみならず、世界の平和と安定に向けた日本の存在感を高めることを目指しています。

ca 理事長
秋元千明
Dr Chiaki Akimoto
早稲田大学卒業後、NHK 入局。30 年以上にわたり、軍事・安全保障専門の国際記者、解説委員を務める。東西軍備管理問題、湾岸戦争、ユーゴスラビア紛争、北朝鮮核問題、同時多発テロ、イラク戦争など、豊富な取材経験を持つ。一方、RUSI では1992 年に客員研究員として在籍した後、2009 年に日本人で唯一のアソシエイトフェローに就任。この間、軍事史・地政学研究の名門であるロンドン大学で博士号取得。2012 年、RUSI Japan の設立に伴い所長に就任。2016年に一般社団法人RUSI Japanを設立し現職。大阪大学大学院招聘教授、拓殖大学大学院非常勤講師を兼任する。

 

ー RUSI Japan アドバイザリーボード(評議会)メンバー

jss議長:サー・ジョン・スカーレット 元英国秘密情報局<MI6>長官 Sir John Scarlett
1948年生まれ。オックスフォード大学卒業後、英国秘密情報局(MI6)に入局。冷戦下の1970年代から80年代、最前線のモスクワに駐在し、旧ソビエトKGB幹部の英国への亡命作戦など、数多くの情報作戦の指揮を執ったことで知られる。当時の活躍により亡命者の一人から「西側最強のスパイ」と評された。その後、英国政府の情報機関を統轄する合同情報委員会(JIC)のトップを経て、2004年から2009年までMI6長官。現在、RUSI Londonシニア・フェロー。

 

mn副議長:西 正典 前防衛事務次官 Mr Masanori Nishi
1954年生まれ。78年東京大学法学部卒業後、防衛庁に入庁。長官官房秘書課長、那覇防衛施設局長、外務省大臣官房審議官等を歴任した後、防衛政策局長等を経て2013年より防衛事務次官を務める。15年10月退官。この間、1982年にオックスフォード大学(トリニティ・カレッジ)に留学し、英国を代表する戦史学者のマイケル・ハワードに師事。米国のみならず英国の安全保障政策コミュニティに幅広いネットワークを持つ。

 

jbジェレミー・ブラック エクセター大学教授 Prof Jeremy Black
1955年生まれ。ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在、エクセター大学の歴史学教授。専門は軍事史、戦略論、国際関係史。欧州を代表する歴史家であり、特に地政学と歴史学の視点から、現代の国際情勢を読み解く分析力に定評があり、英国の軍事・外交政策に対して強い影響力を持つ。100冊以上の著作があり、邦訳された著書に『海軍の世界史―海軍力にみる国家制度と文化』(福村出版, 2014年)などがある。

 

mc1-web (1)マイケル・クラーク RUSIシニア・アソシエイトフェロー(前所長) Prof Michael ClarKe
1990 年軍事・安全保障研究の名⾨キングズ・カレッジ・ロンドンが創設した国防研究所の初代所長に就任。95 年から同⼤教授。2007 年に非軍人として 初めてRUSI所長に就任し、研究機能拡充と国際展開を推進。 15 年に所⾧を退任しキングズ・カレッジ等で教鞭をとる傍ら、RUSI シニア・アソシエイトフェローも兼務する。1990 年代から英国政府・議会の助言役としても活躍しており、現在は安全保障戦略に関する政府合同委員会や下院軍事委員会等の顧問を務める。